中・西播磨 HM見学会(H24.07.15)

今回は、神崎郡神河町の指定文化財になっている春日神社の脇堂屋根改修工事の見学と銀の馬車道交流館および神河町粟賀地区の町並み見学を行った。

春日神社

では、みんなで境内へ!

この脇堂は、桧皮葺が施されていて、屋根工事業者の代表から説明を受けながら、
弟子たちが流れるような作業を披露してくれた。

桧皮葺作業01

単純な作業であるが単純な作業であるが故に作業効率は職人の腕次第で仕上がり具合もごまかしが利かないという難しいものである。

色んな作業ポイントを聞きながら既に葺き終えている部分を見せていただいた。

桧皮葺作業02

その後、場所を移動して銀の馬車道交流館へと足を運び、日本発の高速産業用道路
としての歴史や銀にまつわる町並み形成の歴史などを勉強し、古い町並みが残り、
現在、景観形成地区の指定を目指しているのまちなみ散策をした。

 

銀の馬車道交流館神河町粟賀地区

この地区も若い後継者が不足しており、徐々に当時の面影を残す建物が
解体されているそうだ。

古くても良い物は、残して活用すれば、地域を活性化出来る筈だ。

少しでも多くの方に保存の重要性を伝えていかなければならないと改めて思った。

 

投稿:衣川幸文(HM8)

中・西播磨 第10回ヘリテージマネージャー大会(H24.06.02)

平成24年6月2日にたつの市中央公民館で第10回HM大会が行われた。
(以下PDF参照)

HM大会tsudoi報告

 

段取りがたいへんでしたが大盛況の中終えることが出来ました。

ご協力ありがとうございました。

 

投稿:衣川幸文(HM8)

中・西播磨 HM見学会(H24.05.05)

今回は、宍粟市山崎町の旧城下町界隈を中心に町歩きをした。
また、その前に佐用郡佐用町上三河にある指定文化財の農村舞台、同町船越にある
指定文化財の船越山瑠璃寺の山門を見学した。

 

上三河農村舞台

この舞台は1841年に梅市山の中腹に建設されたものを1896年に現在の場所に
移設されたそうだ。
皿回し式廻り舞台、小屋裏回転機構、床面拡張装置、取付式花道など各種設備を持つ。
現在でも地元小学校の児童たちが定期的にこの建物で能を披露している。

 

船越山瑠璃寺山門

船越山瑠璃寺の山門は、728年に創建され1638年に現在の場所に再建されたそうだ。
現在は、本堂など主要な建物とは大きく離れた場所にあるため
「なぜこんなところに?」というような感じでたたずんでいる。

これら二つの建物は既に文化財であるため、詳しい説明は割愛させていただきます。

さて、この日の山崎町は、GWということもあり日頃公開されていない建物の内部や歴史資料の閲覧などが出来るとあって、かなり多くの方が町歩きをされていた。
そんな中に我々もいざ突入!

見学会の様子01

江戸期の町割がほぼそのまま残るこの街は、かなり古い建物が減っているが、
躯体部分をそのまま残して改修している事例が多く残る。
中には、当時の様子を保存したような建物もあり興味深いものもある。
本家門前屋01

本家門前屋02

老松酒造

またこの時期は、全国でも知名度を上げている『千年藤』が町を賑わせていました。

千年藤

古い町並みや建物に興味のある人にとっては、あまり開拓されていないこともあり
宍粟市山崎町は、結構な穴場であると思われる。
なるべく早く情報を集めて本格的に活動出来るようにしたいと思う。

 

投稿:衣川幸文(HM8)