H2O淡路 H24.10月例会 開催報告

平成24年10月14日、H2O淡路の定例会を開催しました。

洲本市の立花畳店にて畳について研修、その後近くのカフェ「えんがわ」にて古民家活用事例の実際を見学、その場で打合せ協議いたしました。

「和の匠」より畳について学ぶ

例会1立花畳店の店主・畳職人である立花氏及び畳床専門職人である小南氏より、畳床・畳表・畳縁についてそれぞれ種類・変遷・材料の産地・現状及び品質の見分け方などを学びました。

実物を前にして詳しく教えていただいたのでとても解りやすく、改めて勉強になることが多かったです。

 

 

 

 

古民家活用事例の見学

カフェ「えんがわ」は木造2階長屋建ての古民家を1階部分をカフェとして、2階部分を手芸品のギャラリー(販売、手芸教室)として活用しています。必要以上の改修がなくてすっきりしていました。

例会2  例会4  例会5

その後の打合せ

例会3

1.世話人より連絡と報告

・第55回建築士会全国大会「いばらき大会」について
・第1回全国ヘリテージマネージャー大会 について
・第11回ヘリテージマネージャー大会(神戸地区)について
・「ヘリテージ年報第10集」について

2. 現在進行中の活動・調査について

・進行状況の確認

3.ホームページの更新について

・9/8に行われたHP更新作業説明会の報告
・定例会の議事録や写真をどのようにアップしていくか
・各月の例会担当者とHP更新担当者とのデータのやりとりの方法や役割の確認

高砂万灯祭のご案内

9月15日(土)と16日(日)の18:00~21:00の時間、

「たかさご万灯祭」が繰り広げられます。

灯りのプロムナードとして高砂町一帯が光りに包まれます。

私達ヘリテージのメンバーも大崎家住宅(位置はポスターをご参照ください)において高砂町の風情を、(映像作家藤原次郎の撮影)上映いたします。

上映時間9分の映像ですが高砂の風情が濃縮されています。

私達H2O東播のメンバーも大崎家に詰めていますので時間がございましたら、是否とも足をお運びいただけたらとご案内いたします。

たかさご万灯祭 堀川界隈ポスター

堀川界隈ポスター

出石伝建地区研修会・見学会のご案内

出石重要伝統的建造物群保存地区内での平成24年度研修会・見学会を行います。 開催日:平成24年9月15日(土) でんけん 講演会時間 午後1時30分~3時 場所 宵田会館 演題 「住む人・来る人・魅力を感じる町並みを」 講師 NPO法人「町なみ屋なみ研究所」理事長 酒井宏一 氏 伝建事業修理現場見学会 時間 午後3時~午後4時半頃 場所 宵田会館を出発し工事現場へ H24 修理現場見学会・研修会 チラシ

北条鉄道三駅(法華口駅、播磨下里駅、長駅)の基礎調査業務(加西市)

 北条鉄道は平成27年に播州鉄道の時代から100年を迎える。加西市も地域に根ざした北条鉄道を歴史文化遺産として捉え、観光による地域づくりを目指している。 その一環として、今も昔も変わらずに田園風景と一体化して残る古い木造駅舎三駅を国登録有形文化財へ登録するため、基礎調査を実施している。

法華口駅

法華口駅 平成24年7月実測調査は終了しました。

現在改修が進められ、平成24年11月にはパン工房と喫茶スペースがオープンします。

播磨下里駅

播磨下里駅 平成24年8月実測調査は終了しました。

長駅

長駅

H23年度丹波地区活動報告

地区世話人 酒井 吉一

H23年度の丹波地区活動は前年度文化庁助成事業を継続し活動展開をします。また新たな段階での活動展開を広めるため、地域と連携を深めつつHMの活動に信頼度を高めることを目指し、活動を展開しました。

主な活動内容

1. 文化庁・平成23年度地域伝統文化総合活性化事業
(22年度より3ヵ年継続事業)

事業名:        竹と生きる城下町篠山
~地域住文化における竹の利活用調査と竹工芸製作の継承~

概要

補助事業の着手   平成23年7月1日    完了   平成24年3月31日

交付を受けた補助金の額  1,635,000円

 

           申請書                        竹民具講座チラシ

竹民具講座チラシ

申請書

 

竹民具講座看板

竹民具講座竹民具講座

 

原材料確保のための竹林整備

篠山重伝建地区内の竹林  平成23年9月~平成24年3月(計6回)
「箕浦の竹」とも呼ばれる篠山特産の良質な雲紋竹の育成に不可欠な日当たりの良い竹林を確保し、地域独自の竹工芸制作を今後も継承するため、荒廃した竹林を整備する。

   篠山城跡南堀周辺の竹林を整備しました。自治会事業として動き出しています。

 

2. 兵庫県近代和風建築物悉皆調査

近代和風建築悉皆調査 概略報告

    委託調査員(丹波市:安田哲也、篠山市:酒井吉一、三田市:船木広伸、多可郡:浅原保弘)

 調査員毎に複数編成班調査(延べ11名) 成果物は兵庫県教育委員会へ提出した。

・ 丹波市・篠山市(酒井)…複数で調査。一人より複数の目でみること。

篠山市:500件以上報 告済み。それ以外を調査。城下町で洩れているものを含めて今後50~100件リストアップで きるのではないかと思われる。

丹波市:まとまったデータが無い。

・ 多可郡・三田市(浅原・舟木)…多可郡:1町あたり3~4棟ずつ調査。

個人住宅・寺社を除くとほとんどない。移築が多い。三田市:三田本町を中心に調査。

3. 県民局空き家調査・利活用計画受託(丹波市・篠山市各1棟)

平成23年11月~平成24年3月 丹波県民局・空き家活用計画提案(丹波市・篠山市)… H24年度事業実施見込

丹波市(酒井):基本設計段階。所有者の了解を得ており、これから地元からの意見など集約

篠山市(才本):基本設計段階。福住において、神大の学生や・移住者との交流拠点。 所有者と協議中。

4. 有形登録文化財申請準備 継続事業

平成22年度より継続    平成24年5月 文化庁宛実査依頼書提出

篠山市大山  西垣邸

 


篠山市本郷  梅田春日神社

 

5.篠山重伝建地区関連活動

平成24年度伝建地区内対象物件保存修理 基本設計(複数名)

同上基本調査現場指導 (兵庫県文化財審議委員及び文化庁調査担当官)複数名参加