平成24年12月16日、H2O淡路の定例会を開催しました。
10名の出席のもとに伊弉諾神宮境内で移築工事中の茶室、明日庵(みょうにちあん)を見学。
その後「鼓や」にて打合せ協議と忘年会を行いました。
明日庵を見学
9月の例会でも実施されましたが今回はその続きということで、伊弉諾神宮境内で移築工事中の明日庵を見学させていただきました。
約100年前、裏千家12代又玅斎宗匠の指導により建てられたこの茶室は、二畳台目下座床、炉は台目切りです。
H2O淡路のメンバーでもあり、大工として携わられている江戸さんから細部にいたるまで解説を聞くことができました。
再利用できるものとできないものの判別、また新設する際にはいかに古びたものと調和するように工夫するかなど、それらの難しさや面白さを感じました。
茶室の内部空間はやはり独特で、工事途中でありながら凛とした緊張感がありました。
建設された大正時代初期頃、津名町では志筑を中心に茶道がかなり盛んだったようです。
千利休を生んだ堺の対岸にこうして茶の湯が広まったのもなにかの縁、その当時の茶室がこうやって後世に伝えられていくのはとても意義のあることだと思いました。